レッツ タンツ!
レッツタンツ!
いったい何でしょうか??
新しいダンスの種類でしょうか?
みんなでタンゴでも踊る会でしょうか?
残念ながら違います。
そして今、奇遇もラジオでは「電話でパンツ」という企画が流れています。
はっ、どうでもよかったですね。
レッツタンツ!なにやら陽気な響きです。
その中身は反物でパンツ(略してタンツ)を作ろう!!というもので、もんぺフェスでベストもんぺに輝いた谷町空庭さんにもんぺつながりでお誘い頂きました。
きちんとしたミシンを触るのは高校生の時以来、裁縫は嫌いじゃない、けどミシンと仲良くない…
そんな私ですが、もんぺを売っているからには、自分でも作ってみたい!
初心者でもカンタン、3時間くらいで完成まで行けますよ。という誘い文句につられて参加してまいりました。
先生はやすいじゅんこ先生。
まずは布選びから、真っ赤なウールの反物のとってもかわいくて捨てがたかったのですが、私はこちらの柄にしました。
さあ、反物を選んだら裁断です。
裁断…そう、私はまずこの作業が苦手なのです。
型紙を合わせて、大まかなサイズに切ります。
それが出来たら型紙を合わせてまち針を打ち、丁寧に切っていきます。
ざくざくざく
型紙を切らないように、ゆがまないように。
何とかズボンらしい形に切れました。
そうしたら生地はアイロンがけをして、生地の余った部分からポケットを切り出します。
切り出したポケットはふち処理のためロックミシンでふちをかがっていきます。
あぁ、このミシン見たことある!!縫製工場や服飾の学校で見るやつ。
写真には写っていませんが、ミシンの上部にそびえたつ大きな糸巻きが特徴的ですね。
「端に、メスがついているので切りながら縫っていきます。手を切らないよう気を付けてください。」と先生。
どきどきしながらロックミシンに初挑戦。
服の裏側で見る、あの特徴的な縫い目はこれだったのですね。
さあ、ふちの処理が終わったらポケット位置を合わせて縫い付けます。
業務用のミシンは安定感が違います。雑巾をまっすぐに縫うだけでも一苦労だったのが嘘の様にさくさく進みます。
道具の大切さを思い知りました。
ミシンを使うのは初めて。というお仕事帰りの男性の方も難なく進めていかれます。
ミシンは2台、ロックミシン1台に、参加者は3名なので、みんなで交代しながら進めていきます。
ズボンの前と後ろを縫い合わせて、筒状に。
足首側の裾を縫ったら、あとは左右の足を縫い合わせます。
だんだんミシンにも慣れて、縫うリズムも軽快になってきました。
この無心になれる感じがとても心地いい。
ここが最後の難関 股とお尻のカーブの部分です。
ここまで終わるともうすっかり見慣れたズボンの形です。
ウエストのゴムを通す用の折り返しを作ったら…
ジャ———ン
タンツの完成です。
ゴムは各自で通してください。とのことですのでまだぶかぶかですが、早速試着してみました。
そして、こちらが家でゴムを通した完成形です。
どうでしょうか。
わりと足回りに余裕があるので普段のもんぺやのもんぺよりふっくらとした形です。
私が型紙を合わせる時に失敗したのでやや短めの七分丈くらいです。
天空の城ラピュタでシータがドーラ号の中で着ていたパンツみたい。
私は初めて立体のものを作ったのでこうして、大きなゆがみも無く形になっただけでも大満足です。
そして、型紙があっても、何がなんだかさーっぱり分からなかったのが、型紙さえあれば何とかなりそう!と思えるようになったこともすごく嬉しいです。
一度作ってみれば、こうすればもっとお尻のシルエットを小さく出来る。などもんぺの形の微調整も考えやすくなります。
今度は子供用のもんぺの型紙を持っているので、一度挑戦してみたいと思います。