hontasu+へゆく
私は、ひとのお話を聞きに行くのが好きです。
目の前にいる人はどんなことに悩んだり、普段どんなことを興味を持っているんだろう、考えているんだろう。ということにとても興味があります。
その昔、船旅をしていたころ、私が乗ったその船には水先案内人という、各方面の著名な方々が数日単位で乗船し、講演やワークショップをしてもらう。というプログラムがありました。
その船の中でその水先案内人の方のお話をきくことももちろん面白いのですが、それよりもなによりも衝撃だったのは、テレビや雑誌にでてくる偉いであろう人も朝は髪の毛ボッサボサだったり、二日酔いになるほど飲んだくれたりする。ということでした。
よく考えれば当たり前なのですが、当時二十歳そこそこの私は、テレビや雑誌でみせる顔がすべてだと思い込んでいたのでそれはそれはもう驚きでした。
そして確かにすごい人ではあるのだけど、同じ人間である。ということは変わらないし、本の中だけではわからないことがたくさんある。ということを知りました。
本を読んで、この人言ってることがステキだ!と思えばできる限り会える機会を探します。そう思っていると大体会えます。
国内だったら大体なんとかなるのです。
というわけで私はひとのお話を聞きに行くのが好きです。
今回は、奈良県立図書情報館であった、「本+hontasu 」というイベントに行ってました。
本を軸にしつつ、本にまつわる周辺にもまなざしをむけ、あらゆるアプローチで、本と本をめぐる世界を考えようというプロジェクト。
第一回目の今回は「本+空間」
ユニークな店舗作りをする書店の方を迎え、「本のある空間」について考え、語り合います。
という趣旨だそうです。
もんぺも基本的にもんぺだけでは成り立ちません。
もんぺを着て、何をするのか、どこへ行くのか。
山登りをするのか、家でゆっくりするのか。
私自身は組み合わせはなんでもできると思っています。
さて、本ともんぺはどう結びつくのでしょうか。
4時間の長丁場は思っていたよりもあっという間でした。
ゲストの3人の方々は同じように本屋さんを運営しておられるのですが、勤めていた書店が閉店したため、自分で本屋をはじめられた方、オーナーではなく勤務先で本屋の店長という立場にある方、ブックコーディネーターとして、企画を作りながら本屋をされておられる方と立ち位置が少しずつ違います。
それぞれにお店やお客さんとの距離感があって、でもやっぱりお店として成り立っていくことはもちろん大前提でその制約をどう生かしていくかが腕の見せどころなんだなぁ。と感じました。
本屋は街にあるものなので、街とのかかわり方もやっぱりそれぞれです。
実際の店舗を持たないもんぺやはどう関われるのかなあ。とか、やっぱりブログは毎日書くようにした方がいいか。とか、そんなことを考えながらお話を聞いていました。
印象的だったのはアイデアの宝庫のように見える内沼さんも僕もいきなりゼロから素晴らしいアイデアは生まれない。とおっしゃったことと、分からないことは消費されにくい。という堀部さんのお話でした。
もんぺ自体は、新しいものではないし、実は気にしていれば売ってるところには売っています。
ただそれが買いたくなるかそうでもないかの違いだと私は思っています。
なので、大きなところが本気を出せばたちまちひとたまりもないなぁ。ということが頭の隅にいつもあり、小さくても成り立つにはどうしていけばいいのかな。をよく考えます。
結局、その日のうちに本ともんぺでどんなことができるのか。は絶対これ!!というものは浮かびませんでしたが、点が面になるまで、頭の隅に寝かせておこうと思います。